各種団体の活動状況

 
公民館連絡協議会
 各団体が連携を密にした組織の活性化及び冠婚葬祭の簡素化運動を実施している。平成17年には、葬儀費用の軽減のために、葬儀用祭壇の購入を字に申請し、大小合わせて4基を購入し、区民に貸し出している。
 
文化財保存委員会
 拝所の維持管理や『年中行事録』をもとにした伝統行事の遂行、組踊や獅子舞、その他伝統芸能の保存・後継者育成に力を入れている。平成17年度の第21回渡慶次まつりでは、5年に1度の組踊「大川敵討−村原」を発表し、大舞台を成功裏に導いた。
 
体育振興会(体協)
 区民運動会では運営の中心的な役割を担い、区民ソフトボール大会を開催し、また渡慶次まつりではスポレク係などを務めている。読谷村体育協会主催の各種スポーツ大会では、ソフトボール大会を皮切りに20種目以上の競技に参加し、23字の中でも毎年優秀な成績を収めている。中には中頭大会や県大会などで活躍する選手も多く、渡慶次のスポーツ振興の大きな力となっている。
 
渡慶次区民健康増進推進委員会
 区民の健康増進のために平成18年4月に立ち上げた。通称「渡慶次区民健康守り隊」として、ウォーキング・講習会・ウエストサイズ物語コンテスト等の活動を展開している。
 

補助団体

青洋会
 昭和39年6月6日に結成され、65歳以上の男女で構成されている。「青洋会」とは、‘心身共に青年の如く壮健にして、かつ時代を先取りする気迫に満ち、前途洋々たる組織発展を祈願’するものとされ、毎月の定例会や年1回の定期総会、産業視察、社会見学、生年合同祝の開催など活発な活動が行われている。また、「屋蔵の比屋」などの伝統芸能の継承や清掃等の環境美化活動にも積極的に取り組み、読谷村老人クラブ連合会が主催する芸能大会、ゲートボール、グランドゴルフ、ソフトボール大会などへも参加しスポーツ活動にも力を入れている。
 設立10周年には、記念式典を開催するとともに記念誌を発刊している。以後、5か年毎に記念誌を発刊し、今日まで絶えることなく青洋会の歩みが残されている。
会員それぞれが生きがいを持ち、6つのサークル活動も活発に行われている。
 
婦人会
 大正3年に発足し、戦前・戦後を経て現在まで90年以上の歴史を持つ婦人会は、24歳から65歳迄の女性で構成されている。毎月の定例会の他に、葬儀の際の字ユー小(お昼ご飯)の炊き出しや区民運動会では区民全員分のカレーライスを作り、エイサーの時にも食事の炊き出しを行っている。また、敬老会や渡慶次まつりでの接待や芸能発表及びバザーなど、他の団体とも連携・協力した活動を展開している。味噌作りや手芸品作り等の講座で会員の資質の向上を図ると共に、花壇の灌水や手入れなど地域の美化作業にも積極的に取り組んでいる。
 
健青会
 26歳から40歳までの男性で組織され、拝所の整備や渡慶次まつりでの会場設営、伝統芸能の「特牛節」「高平良万歳」の継承などを行っている。また、年4回の区民一斉清掃の際には、樹木の伐採や運搬・廃棄作業など健青会の力が欠かせないものとなっている。
 
青年会
 大正3年に発足し、男子は16歳から25歳、女子は16歳から23歳までで構成されている。角力大会やエイサー行事をはじめ、「獅子舞」「イサヘイヨー」「上り口説」「下り口説」「南獄節」等の伝統芸能の継承に力を入れている。特に角力大会は、以前は村内の各集落で行われていたが、現在は渡慶次のみが開催しており、字外からも多くの参加者が訪れにぎわいを見せている。
 
子ども会育成会
 大正11年に教育の振興を求める声が上がり、育英事業も兼ねた「学事奨励会」として発足した。その後子ども会育成会となり、渡慶次まつりや敬老会、エイサーなどの行事にも積極的に参加し、農業同好会の支援を受けての農業体験学習やクリスマスパーティ等を催し、子供たちの健全育成に力を入れている。また、県外との交流も活発に行われている。
 
福祉いぶし銀会
 読谷村のゆいまーる共生事業(ミニデイサービス事業)として平成3年から活動を始めた。80歳以上のお年寄りや体の不自由な方を公民館に招き、ボランティアと共にリハビリを兼ねたレクリエーションやゲーム等を通して心身の健康維持や生きがいづくりに励んでいる。毎月2回の定例日では、ボランティアの手作りのおやつなども振る舞われ、現在では、対象者・ボランティア合わせて約60名近くの方が活動している。
 
農業同好会
 平成10年、全古酒を網羅した農事実行組合から農業同好会に組織替えした。会員の年会費と字及び村からの補助を受け、全区民を対象にした産業視察や渡慶次まつりに向けて花の植え付け及び飾り付け、馬鈴薯の審査、玉ネギやシソ等の苗の配布等の活動を展開している。
 
渡慶次まつり実行委員会
 まつり運営委員会で予算編成や計画・実施要綱の原案が審議され、さらに多くの区民関係者でまつり実行委員会を結成し、実施に移される。「豊かで明るく、活力ある 郷土づくりをすすめよう!」をテーマに毎年10月末の土日2日間にわたり開催される。
 集落センターホールでは、農産物や農産加工品、絵画、児童生徒の作品、生花サークルによる生花など展示や健康相談を行っている。中庭では、各団体のテナント、農産物等の即売が企画実施され、グラウンドゴルフ及びゲートボールや子ども向けのイベントなど、大人から子どもまで楽しめるバラエティに富んだ日程が組まれている。式典では、農業共進会・功労者等の表彰及び激励、各組織役員任期満了者への感謝会、出生祝等を行っている。舞台では、2日間にわたり各組織の芸能発表が繰り広げられる。
 昭和60年第1回渡慶次まつり開催から今日までとぎれることなく続き、地域活性化の原動力になっている。
 

任意団体

山芋づくり同好会
 平成7年に結成した同会は、毎年12月の第2日曜日に「山芋スーブ」と称した山芋の重量勝負を開催している。各々の会員がスーブに向けた山芋の栽培を行っており、年々そのレベルが上がっている。また、山芋の植え付けに始まり、研修や農休日を設定し、レクリエーションをするなど夫婦同伴で楽しみながら活動を展開している。
 平成12年には5周年記念式典及び料理コンテストを開催し、10周年を迎えた平成17年には、記念式典と料理コンテストに加え、記念フォーラムの開催や記念誌の発刊並びに、同好会の歌・踊りも誕生し、ますます盛り上がりを見せている。
 
渡慶次子ども獅子舞クラブ
 渡慶次区に古くから受け継がれている獅子舞を子ども達に教えることにより、伝統文化の継承と心身豊かで健全な子ども達の育成を目指している。平成5年に結成された同会は、獅子舞の公演、各イベントへの参加など各方面での活躍が認められ、平成11年度第30回博報賞を受賞し、記念式典及び記念碑を建立した。
 平成16年より地謡育成のための三線教室も開講し、多くの子ども達に伝統芸能に関わる機会を提供している。
 
ウラシマソフトボール愛好会
 昭和62年に60歳以上のソフトボールチームとして、県下では2番目に誕生した。毎週2回の練習日と年間6回の大会へ出場するなどソフトボールを通しての健康づくりと融和をモットーに活動している。 その活動は、社会的にも関心を呼び、幾度となく新聞・ラジオ・テレビ等のメディアでもその活動が報じられた。県代表として全国大会へ出場するなど、活躍を見せている。現在の最高齢選手は82歳で、今なお現役で白球を追いかけ「青春」を謳歌している。
 
ゲートボール同好会
 男性13名、女性20名で構成し、毎日の練習を通じ、心身の健康と生きがいづくりに励んでいる。人数が多いため、A・B2つのパートに分かれて練習を行い、毎月第1木曜日には全会員が集っての親睦会もある。最高齢92歳の方が現役で活躍している。
 
グランドゴルフ同好会
 毎週2回、渡慶次農村運動広場にて活動を行っている。年間4回の大会へ参加するなど、会員が楽しみながら健康づくり・生きがいづくりができるよう活動を展開している。
 
健康体操サークル
 毎週土曜日にリズム体操や舞踊、ゲームなどを通して健康づくりや生きがいづくりに取り組んでいる。講師の曽根佐智子先生を中心に30名程の会員が、元気にがんばっている。
 
生花サークル
 講師指導をあおぎ、会員が毎月2回公民館で花を生けている。渡慶次まつりでは、村のサークルで活動している数名と共に、ホールにて作品を展示し、まつりに花を添えている。