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第7章 むらづくり―各種団体の活動―
第7節 渡慶次に於ける青少年健全育成活動の歴史
渡慶次子ども会育成会
第1条 この会は渡慶次子ども会育成会という。
第2条 この会の事務所は渡慶次公民館内に置く。
第3条 この会は、字渡慶次における関係者が相協力して子ども会の健全育成をはかることを目的とする。
第4条 この会は、字渡慶次子ども会の父母及び学事関係者及び民間の有志で組織する。
第5条 この会は第3条の目的を達成するために次の事業を行う。
(1) 子どものためのグループ活動を指導し、また助けること。
(2) 親と子の正しい結びつきを深めること。
(3) 子どもをめぐる社会環境をよりよくすること。
(4) 子どもの諸問題を調査研究すること。
(5) 子どもに対しての地域の人々の関心をより深めること。
(6) 良い指導者の育成をはかること。
(7) 子どもに関係する機関、団体、施設等との連携をはかること。
(8) その他、子ども会の健全育成に必要と認めた事業。
第6条 この会には会長1名、副会長2名、書記1名、会計1名を置き会員の互選によって定める。
第7条 役員の任期は2ヶ年とし再選を妨げない。
第8条 会長は、会務をつかさどり会を代表する。
2 副会長は会長を補佐し、会長代行もする。
3 書記は会の記録を保管し、会議記録をとり、その他委任された任務を行う。
4 会計は会の収支、その他会計事務のすべてをつかさどる。
第9条 この会に監事2名をおき会計監査をつかさどる。
第10条 この会の運営を円滑にするために総会の外に指導部門をつくる。
第11条 この会の経費は会費、助成金、寄附金その他をもってこれにあてる。
第12条 この会の会計年度は4月1日にはじまり、翌年3月31日に終る。
第13条 この会の会則改廃については、会員総数の2分の1以上の出席と、その過半数の同意を必要とする。
第14条 この会則は昭和52年11月13日から施行する。
この会則で注目したいのは、第5条にあるとおり、子どもたちをグループに分け、それぞれにグループリーダーがおり、父母の指導者が置かれた活動が前提とされていたところである。グループ名で記されているのは「ガジュマル」「バッファロー」「オリオン」「キャンディー」「星の王子」「ラビット」で一つだけ名のないグループがあった(後にフラミンゴと命名された)。
事業計画をみると11月に「週に2回ほど編み手芸教室を開いた方がいい、ただし5、6年生の女子を参加させる」とあり、1月には「子ども会でタコ揚げ大会をやる。参加者(親子友だち同士)」「男子、体力づくり早朝マラソン、各班で行う。自由参加」といったことが記されている。3月には、「4年生〜6年生で写生大会をやる。できあがった作品は公民館で展示して父母に見てもらう」「6年生だけの料理実習」等となっている。
結成当初の渡慶次子ども会育成会の役員名を記しておこう。
会長 玉城※※
副会長 与那覇※※
副会長 安田※※
会計 山内※※
書記 儀間※※
総務部長 安田※※
副部長 与那覇※※
〃 玉城※※
行事部長 宜保※※
副部長 仲村※※
奉仕部長 与那覇※※
副部長 宜保※※
文化部長 山城※※
副部長 与那覇※※
スポーツ部長 友江※※
レク部長 新垣※※
指導部 与那覇※※、与那覇※※、与那覇※※、大城※※、大城※※、山内※※、比嘉※※、知花※※、与那覇※※、新垣※※、大城※※、玉城※※、与那覇※※、玉城※※、仲村渠※※、与那覇※※、与那覇※※、山内※※、知花※※、山城※※
5 各種資料にみる「子ども会」 活動
手元には1977年(昭和52)度以降の総会資料等が残されている(抜けた年度もある)が、その中から1980年(昭和55)度事業経過報告から当時の「子ども会」及び「育成会」の活動をみることにしよう。
4月 子ども会役員引き継ぎ
(32人参加)
5月 ジュニアリーダークラブ結成
(13人参加)
6月 社会教育振興大会
(中央公民館・18人参加)
7〜8月 夏休みラジオ体操
(ジュニアリーダー中心に進める)
8月 水泳教室(学事奨励会と共催)
区民運動会参加
盆踊り参加
9月 敬老会参加
(一人暮らし老人庭清掃)
10月 子ども会役員・レク研修
(中央公民館)
11月 読谷まつり参加(46人)
12月 宿泊研修(石川少年自然の家)
クリスマスパーティー
2月 社会見学
その他の活動
4月 中頭子ども会研修会
読子連総会
ジュニアリーダー役員会
5月 読子連理事会
読子連レク練習
7月 野外活動指導者研修
8月 読子連理事会、読子連総会
9月 エイサー講習
沖青協エイサー大会参加
10月 理事会
ジュニアリーダー育成研修
(名護青年の家)
11月 理事会、歩け歩こう大会
タコ作り講習
その後もこうした年間の事業が継続的に行われてきた。
1982年(昭和57)の総会資料には、「7月、ジュニアリーダー他県交流研修会派遣」とみえ、さらに1983年(昭和58)度の総会資料では、「第11回九州地域子ども会ジュニアリーダー大会参加報告」が8月7日に読子連理事会で行われており、字渡慶次から九州大会への参加があったことがわかる。子ども会活動が全国的な広がりをもつものであり、その輪の中に渡慶次子ども会が入った時期がこの頃であることを示している。
4月 子ども会役員引き継ぎ
(32人参加)
5月 ジュニアリーダークラブ結成
(13人参加)
6月 社会教育振興大会
(中央公民館・18人参加)
7〜8月 夏休みラジオ体操
(ジュニアリーダー中心に進める)
8月 水泳教室(学事奨励会と共催)
区民運動会参加
盆踊り参加
9月 敬老会参加
(一人暮らし老人庭清掃)
10月 子ども会役員・レク研修
(中央公民館)
11月 読谷まつり参加(46人)
12月 宿泊研修(石川少年自然の家)
クリスマスパーティー
2月 社会見学
その他の活動
4月 中頭子ども会研修会
読子連総会
ジュニアリーダー役員会
5月 読子連理事会
読子連レク練習
7月 野外活動指導者研修
8月 読子連理事会、読子連総会
9月 エイサー講習
沖青協エイサー大会参加
10月 理事会
ジュニアリーダー育成研修
(名護青年の家)
11月 理事会、歩け歩こう大会
タコ作り講習
その後もこうした年間の事業が継続的に行われてきた。
1982年(昭和57)の総会資料には、「7月、ジュニアリーダー他県交流研修会派遣」とみえ、さらに1983年(昭和58)度の総会資料では、「第11回九州地域子ども会ジュニアリーダー大会参加報告」が8月7日に読子連理事会で行われており、字渡慶次から九州大会への参加があったことがわかる。子ども会活動が全国的な広がりをもつものであり、その輪の中に渡慶次子ども会が入った時期がこの頃であることを示している。
6 青少年健全育成会と子ども会・育成会との統合
渡慶次青少年健全育成会と渡慶次子ども会育成会の統合へむけて
1995年(平成7)3月19日(日)渡慶次公民館に於いて、渡慶次青少年健全育成会と渡慶次子ども会育成会の統合(案)についての会議がもたれた。その会議で統合することが確定した。当日提出された統合(案)の資料によると、この統合(案)は同年3月15日の両組織の役員及び関係者による合同審査会での承認事項をもとに作成されたものであった。統合する理由について統合(案)では次のように述べている。
1 渡慶次区では、児童生徒の健全な育成をはかるための組織が2組織あり、相互の連携と事業の一本化が従来から課題であった。
2 同じ趣旨、目的を持つ組織が2つ存在することにより、事業の連携、相互調整を必要とするが、発展的に統合することによって、より充実した事業展開を可能にする。
3 子ども会育成会は読谷村子ども会育成連絡協議会の下部組織として字単位で活動しており、青少年健全育成会は字渡慶次独自の組織として活動している。したがって、統合後の名称は渡慶次子ども会育成会とし、従来の青少年健全育成会が行ってきた事業を併せて執行する組織として再出発することが望ましい。
4 青少年健全育成会は渡慶次自治会則により字からの補助団体として明記され、その後さらに子ども会育成会に補助するという二重構造があり、適正な補助制度の運用という立場からも一本化することが望ましいとされてきた。
読子連主催「子どもフェスティバル」から
会議資料(新旧対照表)
(参照:渡慶次自治会則第31条「本会の規定する補助団体は渡慶次青少年健全育成会、婦人会、青洋会、健青会、渡慶次まつり実行委員会をいう。」の「青少年健全育成会」を「子ども会育成会」に改める必要がある。)
5 役員の確保のためにも、統合する方が望ましい。
いくつかの質疑はあったものの、全会一致で統合(案)は承認された。そして、1995年度(平成7)の定期総会へ提出される会則(案)、事業計画(案)、予算(案)等が審議された。以下、総会で承認された会則、事業計画を資料から転載する。その後も概ねこうした活動が継続されている。
1995年(平成7)3月19日(日)渡慶次公民館に於いて、渡慶次青少年健全育成会と渡慶次子ども会育成会の統合(案)についての会議がもたれた。その会議で統合することが確定した。当日提出された統合(案)の資料によると、この統合(案)は同年3月15日の両組織の役員及び関係者による合同審査会での承認事項をもとに作成されたものであった。統合する理由について統合(案)では次のように述べている。
1 渡慶次区では、児童生徒の健全な育成をはかるための組織が2組織あり、相互の連携と事業の一本化が従来から課題であった。
2 同じ趣旨、目的を持つ組織が2つ存在することにより、事業の連携、相互調整を必要とするが、発展的に統合することによって、より充実した事業展開を可能にする。
3 子ども会育成会は読谷村子ども会育成連絡協議会の下部組織として字単位で活動しており、青少年健全育成会は字渡慶次独自の組織として活動している。したがって、統合後の名称は渡慶次子ども会育成会とし、従来の青少年健全育成会が行ってきた事業を併せて執行する組織として再出発することが望ましい。
4 青少年健全育成会は渡慶次自治会則により字からの補助団体として明記され、その後さらに子ども会育成会に補助するという二重構造があり、適正な補助制度の運用という立場からも一本化することが望ましいとされてきた。
読子連主催「子どもフェスティバル」から
会議資料(新旧対照表)
渡慶次青少年健全育成会 | 渡慶次子ども会育成会 | 新組織 | |
組織名 | 渡慶次青少年健全育成会 | 渡慶次子ども会育成会 | 渡慶次子ども会育成会 |
団体構成 | 全児童を対象とし、区民全体で組織する。 | 小学生・児童を対象とし、その父母で構成する。 | 小中高生を対象とし、その父母で構成する。 |
会費 | 区民各戸から徴収 | 会員から徴収 | 会員から徴収 |
予算 | 各世帯からの会費と字からの補助金で運営 | 会員からの会費及び青少年健全育成会からの補助金で運営 | 会員からの会費及び字からの補助金で運営 |
活動状況 | 学事奨励会、夏休みラジオ体操、夏休み夜間巡回指導、字行事への参加、会員の研修、講演会の開催など | 夏休み野外活動、村や読子連主催行事への参加、クリスマス会、諸レク行事及び字行事への参加 | 両会の行事及び活動をすべて継承する |
役員 | 正副会長、会計、書記、各種委員(18名) | 正副会長、書記、会計、班長(8名) | 正副会長、書記、会計、班長(8名)、各種委員(若干名)、監査委員(2名) |
その他 | 子ども会及び少年野球チームの上部組織として、字からの補助金を拠出している | 児童生徒を中心として各種文化系、体育系クラブ組織の育成を図る |
(参照:渡慶次自治会則第31条「本会の規定する補助団体は渡慶次青少年健全育成会、婦人会、青洋会、健青会、渡慶次まつり実行委員会をいう。」の「青少年健全育成会」を「子ども会育成会」に改める必要がある。)
5 役員の確保のためにも、統合する方が望ましい。
いくつかの質疑はあったものの、全会一致で統合(案)は承認された。そして、1995年度(平成7)の定期総会へ提出される会則(案)、事業計画(案)、予算(案)等が審議された。以下、総会で承認された会則、事業計画を資料から転載する。その後も概ねこうした活動が継続されている。